2013年10月12日

大島渚特集ほかもりだくさん!3日目(8日)レポート☆

こんばん馬!シネマウマです♪

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たまに駅前に出没しまウマ〜♪

マサラ上映、3D上映、カリフォルニア・ドールズ!その他盛りだくさん、大盛況のうちに終わったイオンシネマ新百合ヶ丘の2日間を終え、今日から13日(日)まで、会場は川崎市アートセンターになりまウマ!

一本目は、5日初日もほぼ満員だったボリウッド特集のひとつ『きっと、うまくいく』。3時間という長さを感じさせない、笑いあり涙ありの傑作!ツイッターなどでも、お客さまから感動の声が寄せられています!

この回は保育付き上映でした。映画祭では長年、どなたでも映画を楽しんでいただけるよう、副音声ガイド付上映、バリアフリー日本語字幕付上映、そして保育サービスを行っています。映画鑑賞中にお子さまをお預かりし、映画を楽しんでいただきました。1-写真 4.JPG

2本目、3本目は、今年の目玉の一つ「永遠の大島作品」特集作品『愛のコリーダ 完全ノーカット版』『少年』でした。『愛のコリーダ』はおかげさまで満員御礼!
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上映後、当映画祭ではおなじみの佐藤忠男さん(映画評論家・日本映画大学学長)のゲストトークが行われました。以下、映画祭記録班スタッフ(複数人で分担しております!)が、佐藤忠男さんトークレポートをお伝えするウマー!

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今年一月、大島渚監督が亡くなった。映画祭では『愛のコリーダ』と『少年』の二作の大島映画が上映された。

『愛のコリーダ』は今から40年近く前に作られた。いわくつきのの作品で、当時話題となった。いわゆる阿部定事件、殺した相手の男根を切り取って逃げるという猟奇事件を扱った映画である。この手のハードコア映画は刑法に触れるおそれがあるので、どこも現像を引き受ける会社はない。そこで知恵を絞り、フランスからわざわざ生フィルムを日本に取り寄せて撮影し、それを未現像のままフランスに送って現像・編集した。うまいこと考えたものである。

日本では、ぼかしを入れたり、カットされた部分もあるが、上映された。今回はノーカット版の上映で、佐藤忠男さんのトークもあるということで、満員札留めとなった。

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佐藤さんの上映後のトーク内容を簡単に紹介すると・・・。
冒頭、「この映画はフランス映画である」と直球のコメントがあった。理由は日本でつくると猥褻罪が適用される恐れがあったからである。

そのあと、大島渚監督のデビューからこの映画を撮るまでの略歴についての解説。松竹を飛び出し独立プロで数々の名作、たとえば『絞首刑』を世に出したのだが、低予算で映画を撮るには相当の汗と知恵が必要であった。

大島監督は佐藤さんに「アイデアだけで勝負すると肩を壊す」と、野球のピッチャーにたとえて語ったそうである。ATG向けの低予算でレベルの高い映画を続けて撮るのはしんどい、何としてもメジャーで映画を撮りたいという気持ちの表れであった。そうしたときに、フランスからのオファーで制作したのが『愛のコリーダ』だった。

この手の映画は道徳観念からすればとんでもないし、興味本位とみられがちである。大島監督の考えは違っていた。女のためなら死ねる男を純粋に描こうとした。

死ぬまで愛を貫いたイキな男の物語である。女の阿部定の方も、生い立ちや育った環境を一切描かず、当人の思いや感情だけで描いた。このような男女の愛のありようを観客に示したわけである。

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佐藤忠男さんのトークの締めのことばが印象的であった。
「大島渚が単なるポルノを撮ったことでない証は、このあと上映される『少年』を観ていただければわかる。この映画は大真面目でつくった美しい映画である」(記録班・N)


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最後はおなじみ、シネマウマが登場〜♪ 佐藤さんとちょっとシュールな2ショット!


佐藤さんの興味深いトークと閉めの言葉に引き込まれて、引き続き『少年』をご覧になった方も多かったのでは?お配りしたフリーペーパーにも佐藤さんによる解説が載っています。併せてご覧くださいウマ☆

本日最後は、「東京フィルメックスinしんゆり」枠作品『ティエダンのラブソング』。昨年の東京フィルメックスの優秀作品を当映画祭で上映するもので、今年で4年目となりました。12日には東京フィルメックスプログラムディレクター・市山尚三さんをお招きしてのゲストトークも行われます。

以上、シネマウマの3日目現場リポートでした!
posted by シネマウマ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭レポート
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