2008年11月15日

11月1日(土)映画祭レポート

いよいよ映画祭も大詰めです。

『ジャーマン+雨』の上映前には、横浜聡子監督の舞台挨拶がありました。
yokohamasan.jpg
監督は今回の撮影を通し、「監督として、何か一本筋が通っていることが大切である」ということに気付かれたと、いいます。
その筋とは、主人公よしこを子どもとして撮ることにこだわることだったそうです。
また撮影前には泊まり込みで、監督が尊敬する漫画家梅図かずお氏の、
子どもに関する言葉を、主演の野嵜さんに教えていたなどという、面白いエピソードも聞けました。
15分という短い時間ではありましたが、映画に対する監督の、初々しくも真摯に向き合っている姿勢がうかがい知れる、貴重なお話を聞くことができました。
次回作は監督のご出身の青森が舞台だそうです。そちらも楽しみですね。

『国道20号線』上映終了後は、冨田克也監督、脚本の相澤虎之助さん、冨田監督の熱烈な希望で足立正夫監督、脚本家の荒井晴彦さんのトークが実現しました。
kokudo20.jpg
足立監督の『略称・連続射殺魔』(75)に強い影響を受けて制作されたそうです。山梨県出身の監督が、なにげなく通過する国道の風景を眺めている時に、ATMの向かいにパチンコ屋があり、お金を借りてまっすぐパチンコ屋に入る男の姿になにか「?」を感じて物語ができた経過を語りました。「暗い話だよね、でもそれがいいよ」と答える足立監督。生き場のない若者の映画でしたが、トークは本質に迫りつつ、和やかでした。


posted by シネマウマ at 23:11| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
「国道20号線」上映会に参加しました。これまでの映画では描かれなかった若者の生態。ユニークに切り取られた町並みは、現代人の心象風景にも見えました。
監督&脚本コンビの制作裏話もさることながら、お二人の足立氏に対する尊敬の念が伝わって来て、とても有意義な時間でした。
足立氏のような反体制活動者を、公共施設に招いた関係者諸氏の寛容と心意気にも、拍手を送りたいと思います。
Posted by ヒマのプーさん at 2008年11月16日 22:47
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