2013年10月29日

中学生のワークショップ発表会と盛況の活弁上映会!8日目(13日)レポート 小劇場編

こんばん馬!シネマウマです

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ミニのほうです

いよいよ、最終日を迎えました。小劇場の2作品をレポートするウマ!

10時20分からの1本目は「ジュニア映画制作ワークショップ発表会」。

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中学生手作りの掲示物に、多くのお客さまが見入っていました

中学生が企画から出演、制作まですべて手がけるこのワークショップも今年で14回目。

今年の作品は、9人の中学生「チーム・センベイズ」が制作した18分の映画『My Good Friends』。ちょっとした心のすれ違いや、相手の過去を知る経験を経て、クラスメイトたちが友情の大切さに目覚めていく物語は、保護者、友達など、詰め掛けた多くのお客さまに拍手をもって迎えられました。上映後、9人の中学生と、指導講師の熊澤誓人監督が壇上に上がり、感想発表や質疑応答が行われました。

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指導講師・熊澤監督(右)

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ワークショップOB(左の二人)が、後輩たちを質問攻め♪

本編に続くメイキング上映では、中学生たちのユニークな行動にテロップでツッコミが入り、そのたびに会場は笑いの渦。

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映画評論家・佐藤忠男さんの講評に聞き入る中学生たち

当日の様子はジュニア映画制作ワークショップのブログでもレポートされているのでぜひお読みください!
活動日誌(ブログ)はこちら

ワークショップでは今年、特別企画「ゆるふわトーク」の配信を行っています。熊澤監督をホスト役に、ゆる〜くふわ〜っとしたトークで、ワークショップ参加者の素顔や、撮影現場の様子をお届けしています。現在も絶賛更新中!現場の雰囲気が伝わってきて、とても面白いです。ジュニア映画制作ワークショップのホームページからごらんください。
ホームページはこちら

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ロビーでは、来場者に囲まれながら、9人が元気にあいさつしていました。



続いて午後は、毎年恒例となった澤登翠さんの活弁上映会。
映画は1927年のアメリカ映画『第七天国』
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弁士・澤登翠さん

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新垣隆さんの素敵なピアノ伴奏も、本上映会でおなじみです

上映中、数秒間映画が止まってしまうハプニングに見舞われました。お見苦しいところがあったことお詫び申し上げます。しかし、さすが澤登さん。語りでみごとにつないでいただきました。プロの技が成す臨機応変な対応で上映は無事に終了。

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上映終了後は恒例の澤登さんと、映画祭代表・白鳥あかねとのトークショーがありました。

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今回上映の『第七天国』は澤登さんに選んでいただいた作品です。第1回アカデミー賞で監督賞・女優賞・脚本賞の3冠に輝き、監督のフランク・ボーゼイジは『歴史は夜作られる』の監督として知られています。主演のチャールズ・ファレルと、ヒロイン役のジャネット・ゲイナーは、当時20代前半。澤登さんはこの、チャールズ・ファレルの大ファンなのです!

「背が高くて、立派な体型で、清潔感と甘さと育ちの良さと、何をしてもかわいいところ!初々しさもあって、清心な感じがして大好きです」と、好き好き度全開の澤登さん。他の出演作を例に挙げ「田舎の純朴な青年が、都会から来た女性に幻惑される」ような役どころがピッタリとのことです。

映画が作られた当時、このチャールズ・ファレルとジャネット・ゲイナーのコンビは「最高のラブチーム」と言われて有名だったそうです。ボーゼイジ監督は、このコンビが主役の映画を『第七天国』以外にも、いくつも撮ったとか。

今回の作品を「80年以上も前のものなのにとても繊細な演出ですね」と評する白鳥。元々は戯曲で、それを名脚本家のベンジャミン・グレイザー(グレタ・ガルボの『肉体と悪魔』の脚本家として有名)が映画の脚本に仕上げました。


ファレル演じる下水道掃除人は、いつかは地上に出て働く身分になりたいと願ってやまないという人物設定。「監督の若き日の想いと通じるところがあるのですか?」と白鳥より質問がありました。

ボーゼイジ監督はユタ州のソルトレイク出身。13歳頃から銀の鉱山で働いた後、いろいろな経験を経て、叩き上げで映画業界に入ったという方だったそうです。最初は俳優でした。

一方、俳優のファレルはボストン大学出身のエリート。当時のハリウッドでは様々な経歴を持った人たちが一緒に映画を作っていたのですね。それはアメリカだけでなく、初期の日本映画界も同じような状況だったようです。数々の苦労を重ねて這い上がってきた監督。「監督は主人公に思い入れがあった、そんな気がします」と澤登さん。そうした背景があったからこそ、人々の共感を呼ぶ作品に仕上がったのかもしれません。

そのほか、ここでは紹介しきれませんが、ヒロイン役のジャネット・ゲイナーの魅力や、映画の中のパリの下町のセットの迫力などについて熱く語られました。

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そして今年は、この活弁上映のトークショーでは初めて、客席との質疑応答の時間が設けられました。
質問をくれたお客さまの一人は、若い世代の熱心な活弁ファンの方。
「主人公がアパートの1階から7階まで上っていくシーン、この映画を何度も観ていますが、どうやって撮っているのかなと思ってしまいます。本当に7階建てのセットを作っているのでしょうか、それとも合成でやっているのか、いろいろ考えてしまいますが、どうしてもわかりません。澤登さんはどのように思いますか?」とお客さま。
「見る限りにおいてはセットを組んでいると思います。セットを組んで撮ったと思いたいですね」(澤登さん)。
「他のセットや戦争の場面などの迫力から見ても、それぐらいの力は入っているんじゃないかと、想像力をかき立てられて、すごく面白い映画だと思います」(お客さま)。
澤登さんとお客さまとの会話が生まれる、活気あふれる質疑応答コーナーでした。


また、故・淀川長治さんと永六輔さんと学生時代から付き合いがあったというお客さまから、“見上げてごらん夜の星を”と“上を向いて歩こう”は『第七天国』からヒントを得て作られたというエピソードを聞かせてもらう場面もありました。

貴重な映画体験と、映画ファンなら聞き逃せない、とっておきの映画秘話が聞ける澤登さんの活弁上映会。来年以降もまた、しんゆりで続けていきたいと思います。

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大忙しのシネマウマも最終日、ラストスパートだウマ!
澤登さん、新垣さん、すてきな映画体験を今年もありがとうございました!

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物販では、古典映画ポスターのポスト・カードの中に、澤登さんのカードも☆
かわいい!

以上、最終日の小劇場レポートでしマウマ!
posted by シネマウマ at 22:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画祭レポート

2013年10月27日

3連休のスタートは人気作品目白押し! 7日目(12日)レポート 映像館編

映画祭7日目は3連休の初日。清々しい秋晴れの土曜日でした。

今年の映画祭の大人気プログラム続々登場!

映像館の1本目はシリーズ企画の“東京フィルメックスinしんゆり”の上映とトークがありました。
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今年は昨年のフィルメックスのコンペティション部門に出品されていた中国のハオ・ジェ監督の『ティエダンのラブソング』が上映されました。
ハオ・ジェ監督作品は以前にもフィルメックスとしんゆり映画祭で上映しましたが、覚えていますか?

監督デビュー作の『独身男』でしたね。2011年です。今回の作品は監督2作目です。
ハオ・ジェ監督と中国映画の今はどうなっているのか、気になるお話を、上映終了後、東京フィルメックスプログラムディレクターの市山尚三さんをお招きしてのトークで聞くことができました。
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前作の『独身男』は検閲を一切通さず作られたこともあり、中国国内で一般公開されることはありませんでしたが、今回の『ティエダンのラブソング』は、なんと、しんゆり映画祭が終わったすぐ後の10月18日より中国国内の映画館(中国にはミニシアターがなく、シネコンがほとんど!)で公開が始まるとのこと。なんともタイムリーな!
制作予算も前作よりアップし、インディペンデント映画の新星から、劇場公開作品の監督となっていたハオ・ジェ監督なのでした。

中国の北西部、内モンゴル周辺の地域に、ハオ・ジェ監督の出身地があります。
ハオ・ジェ監督の2作品はどちらもご自身の地元周辺の地域の庶民の人間模様を描いたもの。
ジャ・ジャンクー(『プラットホーム』『世界』『長江哀歌』などの監督)登場以降、近年の中国インディペンデント映画界では、地方を描いた作品が増えてきたそうです。
中国国内での劇場公開が決まった本作は、地域に伝わる伝統芸能の“二人台(アルレンタイ)”というお芝居の劇団を物語の中心に据えました。劇場公開映画の題材として「地方の伝統芸能」を扱うことは大変めずらしく、スター俳優も出演していない本作に、市山さんも「どんな人たちが観に行くのか」とても興味深く思っているそうです。

主人公も“二人台”の劇団のメンバーという設定ですが、演じているフォン・スーさんも実際に“二人台”の役者さんなのだとか。劇中劇で伝統芸能であるこのお芝居を演じられる映画俳優はなかなかいないので、本物の“二人台”の劇団員の方を抜擢する必要があったようです。
フォン・スーさんは本作をきっかけに、なんと次回の映画出演が決まっています。北京の名門映画大学出身の人が多い中国映画界で、伝統芸能からの映画進出は異色の存在なのだそうです。

広大な中国だけあって、作られる映画のバラエティーも豊富。数多くの映画作品を観ることができれば、テレビや新聞が伝えていることだけではない、本当の中国の姿が見えてきそうです。しかしながら近年、東京の映画館でも、本作のような小さいながらもユニークな視点を持つ中国映画が一般公開される機会が減っています。
もっと中国映画を楽しみたい!という方にお役に立つとっておきの情報も、市山さんが教えてくださいました。
まず、今回の『ティエダンのラブソング』を製作した「ヘブンピクチャーズ」という会社について。近年、ハオ・ジェ監督のような新進気鋭の映画作家の作品の製作を積極的に手がけており、ここから数々の作品が世界各国の映画祭にも出品されているそうです。
気鋭の中国映画を東京で楽しむ機会として、11月30日(土)より開催の“中国インディペンデント映画祭”もあります。

そして、この秋日本で行われる国際的映画祭の一つで、市山さんがプログラムディレクターを務める“東京フィルメックス2013”です!
中国映画はもちろん、新進気鋭のアジア映画を集めたコンペティション、世界の最新の映画動向がわかる秀作の招待上映に、日本の名画の特集などなど、珠玉の映画が大集合です。
有楽町で11月23日(土)から!
シネマウマも絶対行くウマ!
公式チラシも各地で配布されています。川崎市アートセンターにも置いてありますので、もらいに行くウマ!

映像館2本目は『箱入り息子の恋』。映画祭での2回目の上映。続く3本目に、今年の最速完売プログラム、大島渚監督作品『愛のコリーダ』の上映がありました。

4本目はシリーズ企画“スクリプター白鳥あかねの映画人生50年+(プラス)”の『ダブルベッド』の上映とトークがありました。
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80年代の日活ロマンポルノ作品。監督は藤田敏八。カラッとした人物描写とユーモアを交え、ともすればドロドロしそうな男女のドラマをさっぱりとした作品にまとめた傑作です。

上映終了後は本作の脚本を書かれた荒井晴彦さん、主演俳優の柄本明さん、当時スクリプターを務めた映画祭代表の白鳥あかねが登壇してトークショーが行われました。
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“スクリプター白鳥あかねの映画人生50年+(プラス)”とは、毎年1本、白鳥あかねがかつてスクリプターとして関わった作品を選び、ゆかりのゲストを招いて上映とトークを行う企画です。トークは、上映作品の制作当時のエピソードや、制作現場体験者の視点から、監督や出演者の人間像に迫る内容となります。
そのため、まるでどこかのバーか自宅でグラスを傾けながら、思い出話にひたるかのような、リラックスした雰囲気でトークが進行。話が脱線することもしばしばありますが、どれも映画ファンなら思わずクスッとしてしまうような、とっておきのネタ満載です。

話は藤田敏八監督の人間像に。
本作『ダブルベッド』について「僕が観たパキさんの作品の中では最高傑作」と柄本さん。
柄本さん曰く、撮影現場では「ウジウジ言っていて何しゃべっているのかわからない」パキさん。演出や指示もあまりはっきりと出さなかったようですが、出来上がった作品は「とにかくカッコイイ」。「時を経ても、色褪せない魅力があり、何十年も経た後で観ても新しい」と白鳥。
日活ロマンポルノは通常、750万円程度の低予算で1週間から10日程の短期間での撮影期間で制作されていましたが、藤田監督の作品だけは予算も多く、撮影期間も通常の倍はもらえたそうです。
映画業界での生き残りをかけて、ロマンポルノ路線に事業転換した日活。当時の会社の状況についても触れられました。
経営側やプロデューサーに、制作現場出身で映画のことをよくわかっている人たちがなっていたことや、低予算、短期間で裸のシーンを入れるという条件を満たしていれば、自由な表現ができたので、質の高い作品を残せたり、監督や脚本家など、制作現場での職に就く若手が挑戦しやすく、力を伸ばすことができる環境だったようです。
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荒井さんが脚本を担当した作品では一番多く出演しているという柄本さん。「脚本を書くと主人公が自分に近くなってくる。そうすると歳も近いし、柄本にやってほしいなと思う。」と荒井さん。
由布院映画祭のシンポジウムでのエピソードなどの話題に触れながら、話は柄本さんの演技論へ。
「役者は(台本に)書いてあることを読むという不自然なことをやっている。(監督に)自然に演じてくれと言われることがあるけれど、不自然なことをやっているのに自然にやれって言われても無理な話だよね。」と柄本さん。

トークは、荒井晴彦さんの監督作品の『身も心も』や柄本明さんが監督された『空がこんなに青いわけがない』のことにも少し触れました。慣れぬ監督業に初めて挑戦するお二人を支えてきたのは、スクリプター白鳥あかね。それぞれの監督作品をしんゆり映画祭で上映したらいいのに、という話も出ました。お二人ともしんゆり映画祭へは3回目のご出演。4回目、5回目が期待できそうです…。

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客席からの質問タイム。お客さまから荒井さんへの「この作品の脚本を執筆する中で苦労された点や、時間をかけたところは?」という質問に、「原作がほとんど無いので(中山千夏が原作とクレジットされていますが、実際に小説「ダブルベッド」から使われている箇所は少ない)、どういう話にしたらいいのか決めるまで悩みました。」と荒井さん。現在公開中の映画『おしん』の脚本の山田耕大さんが当時の企画部にいたので、一緒に悩みながら書いたそうです。「今思い返すと実力がそんなに無かったのかも。(大谷直子さん演じる主婦の物語以外にも)若い女の子をくっつけて、ゴダールのまねなんかもして、苦しかった感じがしますね。今だったら岸部(一徳)と柄本と大谷直子の3人だけで押せますね。あのころはそんなに力量が無かった。」

最後に荒井さんと柄本さんから、近況として現在公開作品を紹介していただき、トークは終わりました。

柄本さんの出演作『許されざる者』『飛べ!ダコタ』が現在公開中です。『飛べ!ダコタ』は川崎市アートセンター アルテリオ映像館 で、11月2日(土)から1週間上映されます。

荒井晴彦さん脚本の『共喰い』もシネマート新宿で公開中です。「“女は強い”という映画」なので女性の方にぜひ観ていただきたいとのことです。

映像館も力のある作品とトークがたくさんだったウマ!
小劇場はどうだったのかな? 覗いてみるウマ!

小劇場のレポートはこちらへ
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3連休のスタートは人気作品目白押し! 7日目(12日)レポート 小劇場編

映画祭7日目は3連休の初日。清々しい秋晴れの土曜日でした。

今年の映画祭の大人気プログラム続々登場!

小劇場の1本目は『陸軍登戸研究所』。2日目のイオンシネマも大好評で満席のプログラムでしたが、この日の上映も満席御礼。全上映作品の中で一番観客数が多いプログラムとなりました。
上映終了後は楠山忠之監督のトークがありました。楠山監督とともに、映画の中で証言者の一人としてご出演なさっていた太田圓次さんもご登壇。
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最初に楠山監督よりご挨拶と、制作の経緯についてのお話がありました。

楠山監督は長年日本映画学校の先生として、1年生の「人間研究」という授業を担当していました。
若者たちが年々、戦争について取り上げなくなってきたことが気になっていた監督は、あるとき、ご自身が以前から本で読んで気になっていた登戸研究所について、調べてみることを学生たちに提案。「人間研究」の一環として取材が始まりました。
学生たちのこの取り組みは学校でも大変評価されました。元々映像記録が残っていない戦争の真実ということと、他の先生方や周囲の後押しもあって、さらに取材を続け、ドキュメンタリー映画としてまとめることになりました。
学生たちは学業にアルバイトと忙しい中、楠山監督とともに制作を続け、さらに卒業後も続けました。
こうして7年かかってこの作品は完成しました。
完全秘密主義の研究所で、働いていた方々の中での、横のつながりがほとんどない状況だったため、当時を知る方を探すことにもかなり時間がかかったようです。なんとかたくさんの方々に話を聞くことができても、自分のいる部署以外のことを知ることがなかったため、研究所の全容としてまとめることが難しく、「映画は完成しないかもしれない」と思うこともあったようです。

続いて、太田さんが当時の体験談をお話ししてくださいました。
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生田近隣でずっと暮らしてきた太田さんは、当時家の近所にあった登戸研究所に就職しました。まだ10代の少年でした。
はじめは見習いとして厳しい軍事教練(武術などで体を鍛える)の日々だったそうです。
冬のある日、風船爆弾の試験放球をする部隊の一員として招集され、千葉県の一宮へ行くことになりました。しかし現地へ着くまでは、どんなことをする部隊で、これから何をするのかといった情報は、全く知らされなかったそうです。
一宮では厳しい寒さの中、風船爆弾を飛ばすための作業についていくことで精一杯。この爆弾がアメリカに向けて飛ぶことなど考えもつかなかったそうです。放球の成果が軍に報告されると、部隊の少年たちにはご褒美のお菓子が振る舞われたこともあったそうです。
戦後、風船爆弾の目的や被害状況(アメリカ本土の子どもや女性が犠牲になりました)を知ると、たとえそれが自分が飛ばした爆弾ではないにせよ、自責の念があると太田さんは言います。これまであまり体験を人に語ることはなかったのですが、「このような愚かな戦争は絶対にあってはならない」という思いを後世に伝えるため、今回の映画に協力するようになったそうです。

まだまだ登戸研究所については語られていないエピソードがたくさんあり、監督は今後も調べ続けていくようです。「みなさんの中でも、知っている情報がありましたらぜひ聞かせてください」と監督から観客へのお願いでトークは終わりました。

トークの後はロビーの物販コーナーで監督のサイン会が行われました。
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2本目は今回3回目の上映となる『偽りなき者』

小劇場3本目は『暗闇から手をのばせ』の上映と、戸田幸宏監督、主演の小泉麻耶さん、撮影のはやしまことさんのトークショーがありました。

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はじめに戸田監督から制作までの経緯についてお聞きしました。
「障がい者の性」をテーマに扱った本作。元はテレビのドキュメンタリー番組の企画として提案したものでしたが、テレビ局では採用してもらえず、結局ご自身の力で映画にすることに。脚本も監督も自ら取り組むはじめてのフィクション作品となりました。

障がい者専門の風俗嬢という、とてもめずらしい役柄に挑んだ小泉麻耶さん。とても自然体に主人公を演じ切り、映画を輝かせていました。監督は彼女の写真集に掲載されていたインタビュー記事を読み、「社会に対して怒っていたり、いろいろ思っていることがありそうな人」という印象を持ち、彼女にこの役を演じてもらおうと決めたそうです。
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小泉さんの役づくりの話題では、風俗で働く女性というキャラクターを独自に研究したり、アイデアを出したりと、とても熱心に取り組んでいた様子がうかがえました。映画の中で彼女が身につけていた衣装や小物も、ご自身で選んだものが多く使われました。映画のエンドクレジットでも「衣装」の担当に小泉さんのお名前が入っています。

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撮影のはやしまことさんに話が振られると、舞台には撮影で実際に使用されたカメラ機材一式が運ばれてきました。運んできたのは本作で録音を担当した丸池さん。しんゆり映画祭でも毎年ご協力くださっており、音響の技術と知識が必要なトークショーの音声などを担当しています。
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カメラは家電量販店でも売られているデジタル一眼レフカメラ。映画を撮るためのさまざまなオプション機材を装着して使います。今のカメラには高性能の動画機能がついていて、低予算でコンパクトで機動性もあるので、最近では映画撮影現場でも、使われることが多くなってきました。
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はやしさんが撮影において大事にしていることは「演者との距離感」。登場人物に寄り添うよう近づけて撮ったり、客観的に突き放すように離れて撮ったり、こうした撮り方を使い分けるからこそ、良い映像が撮れるとのこと。
そのほか、セリフが入るタイミングより少し遅らせて撮り始めるなど、ドキュメンタリーの撮り方を意識した撮影の工夫があったそうです。

撮影現場でのスタッフやキャストの方の様子などは、笑える小ネタでいっぱい。トークショーの舞台の上も笑い声が絶えませんでした。
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最後はシネマウマによるプレゼントの贈呈。映画祭のお約束です。突然の3頭のシネマウマの出現に、小泉さん爆笑。
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トークが終わるとロビー物販コーナーでは作品パンフレットの販売と、戸田監督と小泉さんのサイン会が。
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お客さまと気さくにコミュニケーションをとりながら、パンフレットにサインをする小泉麻耶さん。
常に周囲を明るくしてくれる、おひさまのような方でした。

朝から夜まで、今年の小劇場の1日は長かったウマ!映像館はどうたったかな?覗いてみるウマ!

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2013年10月22日

珈琲でもてなし、エンピツで心を伝えたい! 6日目(11日)レポート!

サーフィンが大好きなシネマウマです。6日目(11日)のプログラムは『命ある限り』『珈琲とエンピツ』『戦争と一人の女』『カリフォルニア・ドールズ ニュープリント版』でした。今回は、ゲストトークのあった『珈琲とエンピツ』の様子を。記録班スタッフがレポートします。

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大変な盛況でした!

本作は、ろう者でサーフショップを営む太田辰郎さんを描いたドキュメンタリー映画。来店客には、まず、ハワイのコーヒーでもてなす。手話のできない人とは、紙とエンピツによる筆談。身振り手振りのボディーランゲージを交えれば、コミュニケーションはまったく問題ない。そんな太田さんの日常を描いています。

手話のできない聴者(ここでは「健常者」という表現はしない)は、相手がろう者(「聴覚障碍者」という表現はしない)だと一瞬ひいてしまう。「コミュニケーションが取れない」と、帰ってしまう客もいる。実際、このサーフ&ハワイアン雑貨店を始めた頃は(20年勤めた会社を辞め、サーフボードづくりの修業をして念願のサーフショップの開店にこぎつけた)、客も少なく、来店してもすぐ帰ってしまう人も多かったそうです。

そこで、太田さんは、まず、珈琲でもてなすことにしました。耳が不自由であることをボードに示し、紙とエンピツを用意して筆談。ここまでくれば、言葉の壁は低くなる。あとは身振りと手振りで補えば、コミュニケーションは十分とれて、お客さんとも自然に打ち解けた会話となっていく。

もちろん、太田さん自身が太めのコメディアンといった風貌(ちょっとツノダヒロに似ている)で、ひとなつこさを醸し出していることが大きい。ろう者・聴者にかかわらず、太田さんは楽しくおしゃべりしている。映画はそんな様子を軽快に描いています。

この映画の監督である今村彩子さんもろう者です。ナレーションも、監督自身が担当しています。

上映後、その今村監督、太田さんをお招きしてのトークは、終始笑いが起きる明るい雰囲気でした。太田さんのキャラもありますが、ボランティアの方々の手話や手書き速記の巧みさがあってのことで、みごとだと感心しました。

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太田さん。「なぜ筆談にエンピツなのか」という司会者からの質問に「エンピツ書きだと感情が出る、性格もわかる、だからエンピツがいい」。なるほど。

「奥さんとは仲がいい。秘訣は?」 「いつも家族でおしゃべりをしている。だから怒る暇がない。妻と仲がいいのは、今でもいつも一緒にお風呂に入っているから」。ふーん、見習わなくっちゃ。

「珈琲が苦手の人にも勧めるのか」という質問もありました。「『まあ、飲んでみて。うちの珈琲は珈琲の苦手な人でも大丈夫』と言って勧める。たいていの人は、飲める、おいしいと言ってくれる」。

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太田さん

今村監督は、「今後、劇映画を撮る予定はあるのか?」という質問に答えました。「生きている人を描きたいからドキュメンタリー一本でいきます。ドキュメンタリーは、撮りながら学ぶことが多い」。

ナレーションも良かった本作。なぜ監督自身がナレーションをしようと思ったのか?
「聴者と同じような声でないので嫌だったし、そんなつもりもなかった。母も反対した。ことばが十分伝わるか、心配でした。しかし、『伝えたい』という気持ちを優先させることにしました」。

字幕も活字ではなく、監督自身のエンピツ書きのものでした。この書体も温かみのある字でしたね。

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今村監督

ゲストトーク終了後にはロビーで、サイン会やグッズ販売が実施されました。トークタイムに引き続き、終始、明るい空気が漂っていました。

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最後に今村さんから今回の上映について、ひとこと感想をいただきました。
「たくさんの人に来ていただいた。トークも温かい雰囲気の中でできて、うれしかった」

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今村監督、太田さん、ご来場のお客さま、心温まる素敵な時間をありがとうございました!(記録班・N)
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2013年10月21日

国内外で上映の輪が広がるドキュメンタリー登場 5日目(10日)レポート!

今年の映画祭は平日も盛況が続いていて、シネマウマも毎日ひっぱりだこ、
ウマなのに…。
特にドキュメンタリー作品の注目度が高かったウマ!

今年はドキュメンタリー作品をゲストトーク付きで計4本上映しました。
世の中のこんな出来事を知ってほしい。こんな人がいることを伝えたい…。
その思いを多くの人に届けるために、ドキュメンタリー映画に関わる人たち
は地道な上映活動と、“作り手自らが観客と触れ合うこと”を各地で続けています。
その一環に私たち「しんゆり映画祭」も在るということを、改めて実感する日々でした。

それでは、映画祭も後半にさしかかった5日目の『カンタ・ティモール』、ゲストトークの様子を映画祭スタッフのレポートでどうぞ!

10日のプログラム2本目の映画、『カンタ!ティモール』は、アジアの島国、東ティモールを描いたドキュメンタリー映画です。
東ティモールの美しい自然、すばらしい音楽、人々の素敵な笑顔が印象に残り、自然の大切さや、不思議な導きの力を感じ、平和について考えさせられる映画です。

物販コーナーでは『カンタ!ティモール』の上映前から、特活PARCIC(フェアトレードを通じて人と人が助け合う「民際協力」を重視するNGO)の方がいらして、東ティモールのコーヒー、ハーブティー、雑貨等を販売されました。
この日1本目の映画の上映が終わった後から、多くの人の関心を惹いていて好評でした!
PARCICの方に、シネマウマをかぶって記念撮影していただきました!!
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『カンタ!ティモール』、平日のお昼時にも関わらず、ほぼ満席になるほどのお客さまにお越しいただきました。
お客さまには、もれなく東ティモールのコーヒーのプレゼントがありました!

上映終了後は広田奈津子監督を招いてのトークショー。
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とても可愛らしくて、優しい雰囲気の監督が登場し、会場も暖かい雰囲気になりました。
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トークショーは、映画の中でキーパーソンとなるアレックスさんのメッセージから始まりました。
ちょうど東日本大震災の後の2011年5月、監督は本作を見せるためアレックスさんたちに会いに行きました。
日本のことをとても心配なさっていたそうです。
そして、なけなしのお金を集めて「東北に送ってほしい」という人や、「家族のご遺体が見つからないことはとても辛いことだ」といろいろな人に声をかけられたそうです。
アレックスさんはご自身が地下資源をめぐる戦争ビジネスを見てきたこともあり、特に原発事故についてとても心配なさっていたそうです。
「原発というものの背景にはいろいろなややこしいことがあるのは想像しているけれど、きっと乗り越えられる試練で、日本のみなさんもがんばっていると思うから、帰ったら伝えてほしい」と広田監督に下記の伝言を託しました。

「自分たちの仲間が10人しか見えなくて、対するものが大きくて巨大で、1000人にも見えても、もしそれが本当に命に沿った仕事、命が喜ぶ仕事であれば、亡くなった人たちがついていてくれるから、それは1000どころじゃないから、絶対に大丈夫だから、恐れないで続けてください。
仕事の途中で命を落とすことがあるかもしれないけれど、それでも大丈夫だから恐れないで。
もしどうしても仲間が10人にしか見えなくなったら、僕らのことを思い出してほしい。
東ティモールはとても小さかった。
あの巨大な軍も撤退させるなどということができたら奇跡だと、笑われた戦いでした。
でも最後には軍も撤退しました。それは夢でも幻想でもなく現実に起きたことで、目に見えない力も僕らを支えてくれたから、どうか信じてください。」


特に「仕事の途中で命を落とすことがあっても大丈夫」という言葉は、広田監督もいろいろな所で聞いた「とても彼ららしい言葉」だそうですが、いったいどういう意味を持つ言葉なのでしょうか。
続いて、この映画が不思議な偶然に導かれてできた映画だということ、東ティモールの強さ、命の力、平和についてなどを語られました。
何のつてもなく、「ただアレックスさんを探しに島へ戻った」ところから制作がスタートした本作。
現地の人たちにたくさん支えられただけでなく、通れるはずない川を通れるようになったり、本来会えるはずのなかった初代大統領に会えたりと、いろいろな場所で遭遇する不思議な偶然の重なりに、広田監督は「平和を願って亡くなった人たちが、まだ世界に平和が来るのを夢見て仕事をしてくれているのかもしれない」と思うようになったそうです。
「命を落としても大丈夫」という言葉は、たとえ自分が死んでも、平和への願いや平和を作っていこうとする力は世代を越えてつながっていくということを信念に、武力にも脅しにもひるまなかった人たちの真実なのかもしれません。
一人の平和を願う強い気持ちがあれば、磁力のように、やがてたくさんの人の力が引き寄せられて、困難も乗り越えることができるから、諦めることはないという力強いメッセージで、広田監督のお話は締めくくられました。

続いてティーチインが始まり、観客の方々から数々の質問が挙りました。
「アレックスさんは今何をしているの?」という質問がありました。
広田監督によると、現在アレックスさんは4人のお子さんのお父さんになっており、農民の権利を守る組織のリーダーをしながら元気に暮らしているそうです。
独立後の東ティモールに、仕事で行ったという方からは、「行ったときにはわからなかった、それ以前の東ティモールの姿を知ることができ、感動しました。」とのご感想をいただきました。
はるばる富山からいらしていた方からは「自分が在る中で感じる幸せであったり、森や自然を敬って、人と人とのつながりを大切にししていくことが大事であることを改めて思いました。」とのご感想が。
それを受けて広田監督からは「多くの紛争地を注意深く見ていくと、経済問題が関わっている。戦争を起こしている原因の根本には経済活動があって、先進国と呼ばれる国の私たちの生活があるわけです。
その生活を送ってしまう根本にあるのは“恐れ”ではないかと思います。
…自分の心にやってくる恐れや不安、未来への不安や許せない過去へどうやって向かい合っていくのかがこれからの全員の課題だと思います。
…命が連なっていること、死が忌むべきものではないこと、命と向き合っていけば自分の中に力があって答えがあることに、もう一度向き合っていくことで“恐れ”から解放され、やるべきことをやっていけてはじめて、戦争を招いてしまう経済活動も違う形になっていくと思います。」とのお言葉をいただきました。
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どの質問にも熱心に答える広田監督。そのうちにトークショーの時間はあっという間に過ぎていて、シネマウマから監督へのプレゼント!会場から笑いが起きました。

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トークショーの時間が終わって広田監督自ら、物販コーナーに立ち、観客の一人一人と丁寧に対話されていました。
監督の優しさに感動しました。上映終了後のロビーはしばらくの間、多くの人たちで埋め尽くされていました。

広田監督は小さくて可愛らしいのに、とても芯が強く、穏やかで、私は、広田監督のような素敵な女性になりたいと思いました!
(記録班・O)

『カンタ・ティモール!』はまだまだ全国で絶賛上映活動中!
「うちでも上映したい」という声が、学校や公共施設、カフェや映画館、各種団体などからたくさん届いているウマ!
しんゆりでこの映画を知って、もっとみんなに見てほしい!って思った方は、
ぜひ、『カンタ・ティモール!』公式サイト上映申し込み・お問合わせ
を読んでみてウマ!
「しんゆりでも見逃しちゃった」また、「もう一度観たい!」という方はスケジュールをご確認だウマ!
posted by シネマウマ at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭レポート

2013年10月17日

平泉成さんほか多くのゲストで賑わいました!4日目(9日)レポート

こんばん馬!シネマウマです

3日目(9日)レポートでウマ♪

『カルテット!人生のオペラハウス』 『先祖になる』 に続き、この日の目玉作品!バリアフリー副音声ガイド付上映『箱入り息子の恋』。ミュージシャンでもある星野源さんと、数々の映画への出演が相次ぐ女優の夏帆さん主演の本作。会場はチケット完売の満席、上映後は市井昌秀監督と、星野さんの父役を演じた平泉成さんをお招きしてのゲストトークが行われました。

トークでは、主人公を軸とした家族の物語が魅力的な出演陣によってどう映画になっていったか、また、平泉さんの役作りのポイント、撮影秘話などの内容が語られました。お客様からも質問が寄せられ、大変な盛況ぶりでした。以下、映画祭記録班・広報班スタッフがトークレポートをお伝えするウマー!

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まずは市井監督へ、作品の構想を練る段階のお話から伺いました。

日常的に鬱屈した思いを抱え、親にも結婚の心配をされながら、どこか閉じこもった生活をしている青年が“殻を破る”、そういったエネルギーを星野源さん演じる「天雫 健太郎(あまのしずく けんたろう)」に託したそう。本作の構想を練っていた市井監督自身が少し感じていた心境とも重なるものがあったそうです。

主役に選んだ星野源さんについては、星野さんの芝居を見た時に、素直に役に入りながらもあるところで感情を爆発させることもできる、そんなところに魅力を感じたとか。また、星野さんが作る音楽についても共感できるところがあったそう。

夏帆さんをヒロインに選んだ理由は、以前、別の海外の映画祭で夏帆さんを見かけたことがあり、「なんてきれいな方なんだ!」と驚嘆し、いつか出演していただきたいと思っていたことが大きな理由とか。

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そしてもうお一人のゲスト、平泉成さんからは、ここでしか聞けない撮影秘話をたくさんお話いただきました!

まずは、平泉さんと森山良子さん演じる、健太郎の両親の息の合った演技について。どうしてこんなにバッチリのコンビネーションなのか?

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実は撮影の合間、森山さんと平泉さんは森山さんの代表作『さとうきび畑』の歌を一緒に「ざわわ、ざわわ〜」と歌ったり、適度に遊んでいたそう!

また、お二人とも実生活で子育てを経験していることから、子どものことをいつまでも心配する気持ちもとても理解できたし、自身が一生懸命子どもを育ててきたという経験が自然とこの映画の中では活きたそうです。

そして話は平泉さんの役者としての“演技論”へ。
元々は約50年前、大映京都ニューフェイスとして映画界に飛び込んだ平泉さん。様々な役者経験を経て、ここ10数年は「演じることをあまり考えない」という独自のスタンスで仕事をされてきたとか。

できるだけ演じないで、ありのままの自分をどう調理するか。
どうしたら自分らしく無理をしすぎないで仕事ができるか。
そのような考えをもって仕事に臨んでいるという、ベテラン俳優ならではの深い演技論は感慨深いものでした。

そんな平泉さんに、市井監督は「平泉さんの存在は、撮影現場でも頼もしかった」とのこと。平泉さんからは、シナリオの内容でもアドバイスをいただいたこともあったそう。

若手監督とベテラン俳優が、それぞれの才能を発揮し合って、一つの映画が完成したんだな〜、ということを、まさに目の前で実感したそんなトーク内容でした。

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最後には、ビックリサプライズも!

なんと、平泉さんが、得意だという俳優の“大滝秀治さん”のモノマネを披露してくださいました!
これには会場のお客様も大爆笑。お客様を楽しませて下さる大御所俳優の心意気に触れた瞬間でした。

市井監督、平泉様、みなさまありがとうございました!(広報班・M)




続いて本日ラストの映画は、今年3月で閉校した日本映画学校(現・日本映画大学)の最後の卒業制作作品『漁火』
学内の卒業制作の中では最優秀賞に該当する“佐藤忠男賞”、「映文連アワード2013」部門優秀賞も受賞した本作。
 
撮影の豊福崇之さん、制作・編集・録音の吉田拓史さん、そして緒方明監督・日本映画大学教授をお招きし、途中から監督の沢田啓吾さんも駆けつけてくださいました!若い制作陣の想いに、ベテラン監督の緒方明教授の深い分析が加わる、聞き応えあるトークとなりました。

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緒方教授いわく、優れたドキュメンタリー映画に必要なのは企画力、取材力、構成力の3点である、とのこと。
 
本作については、特に「取材力」という点において恵まれた作品なのではないかと、考察した緒方教授。ドキュメンタリー映画の撮影現場では、取材すればするほど、取材される側が嫌がったり、遠ざかることが起こるようなのですが、本作では「取材対象(=主人公のみーばー)から監督が愛されている」というベースが初めから終わりまで整っていることがまず特長の一つであり、取材対象が一向に監督の取材を拒んだり遠ざかったりしない、という点で非常に恵まれているとのこと。
 
取材対象と監督の関係性がドキュメンタリー映画では重要なファクターになる、ということをあらためて学んだ瞬間でした。
 
ただし、さすがそこはプロの映画監督、ほめるだけではありませんでした!「その『愛されている』状況に監督がまだまだ甘えている」という辛らつなコメントも!映画大学の授業をすぐそばで聞いているような講評、迫力がありました。

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左から吉田さん、豊福さん、緒方教授、沢田監督
 
一方で、監督の沢田さんからは「この作品は自分にとっての思い出」のような作品になった、との率直なコメント。また、映画の中で実際の家族にキャメラを向けて、あらゆる瞬間を撮影しようとしている自分自身に、迷いがあったことも明かしてくれました。

撮影の豊福さんからは驚きのエピソードも。撮影後、主人公みーばーの故郷である生月島(いきつきじま)のことを聞かれても、まだまだ知らないことばかりでだめだ、という思いから、沢田監督と撮影の豊福さんは撮影後の2ヶ月間、アパートを借りて生月島で暮らしたそう。島の風景や様々な場所を訪れて、その土地の何かをつかもうとししたのだとか。

そこで大変だったのは、編集の吉田さん。自分ひとりで編集するのかよ、、、という思いがあり、反対したのだとか。今ならば笑えるエピソードのようですが、当時は本当に大変だったそうです。

客席からも「制作中、スタッフ間でケンカはなかったのでしょうか?」「登場人物の方たちはこの作品を観てどんな感想を?」「(緒方教授に)大学で教えていて、最近、学生に対して感じることは何かありますか」など数々の質問が寄せられ、さまざまな裏話を知ることができて、盛り上がりました。
 
最後にシネマウマがプレゼンターとして登場し、客席から笑いが!

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今年3月に映画学校を卒業したばかりの沢田さん、豊福さん、吉田さんの今後の活躍に期待だウマ!(記録班・O、広報班・M)

以上、4日目(9日)レポートでした。映画祭レポートはまだまだ続くウマー☆
posted by シネマウマ at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭レポート

2013年10月12日

大島渚特集ほかもりだくさん!3日目(8日)レポート☆

こんばん馬!シネマウマです♪

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たまに駅前に出没しまウマ〜♪

マサラ上映、3D上映、カリフォルニア・ドールズ!その他盛りだくさん、大盛況のうちに終わったイオンシネマ新百合ヶ丘の2日間を終え、今日から13日(日)まで、会場は川崎市アートセンターになりまウマ!

一本目は、5日初日もほぼ満員だったボリウッド特集のひとつ『きっと、うまくいく』。3時間という長さを感じさせない、笑いあり涙ありの傑作!ツイッターなどでも、お客さまから感動の声が寄せられています!

この回は保育付き上映でした。映画祭では長年、どなたでも映画を楽しんでいただけるよう、副音声ガイド付上映、バリアフリー日本語字幕付上映、そして保育サービスを行っています。映画鑑賞中にお子さまをお預かりし、映画を楽しんでいただきました。1-写真 4.JPG

2本目、3本目は、今年の目玉の一つ「永遠の大島作品」特集作品『愛のコリーダ 完全ノーカット版』『少年』でした。『愛のコリーダ』はおかげさまで満員御礼!
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上映後、当映画祭ではおなじみの佐藤忠男さん(映画評論家・日本映画大学学長)のゲストトークが行われました。以下、映画祭記録班スタッフ(複数人で分担しております!)が、佐藤忠男さんトークレポートをお伝えするウマー!

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今年一月、大島渚監督が亡くなった。映画祭では『愛のコリーダ』と『少年』の二作の大島映画が上映された。

『愛のコリーダ』は今から40年近く前に作られた。いわくつきのの作品で、当時話題となった。いわゆる阿部定事件、殺した相手の男根を切り取って逃げるという猟奇事件を扱った映画である。この手のハードコア映画は刑法に触れるおそれがあるので、どこも現像を引き受ける会社はない。そこで知恵を絞り、フランスからわざわざ生フィルムを日本に取り寄せて撮影し、それを未現像のままフランスに送って現像・編集した。うまいこと考えたものである。

日本では、ぼかしを入れたり、カットされた部分もあるが、上映された。今回はノーカット版の上映で、佐藤忠男さんのトークもあるということで、満員札留めとなった。

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佐藤さんの上映後のトーク内容を簡単に紹介すると・・・。
冒頭、「この映画はフランス映画である」と直球のコメントがあった。理由は日本でつくると猥褻罪が適用される恐れがあったからである。

そのあと、大島渚監督のデビューからこの映画を撮るまでの略歴についての解説。松竹を飛び出し独立プロで数々の名作、たとえば『絞首刑』を世に出したのだが、低予算で映画を撮るには相当の汗と知恵が必要であった。

大島監督は佐藤さんに「アイデアだけで勝負すると肩を壊す」と、野球のピッチャーにたとえて語ったそうである。ATG向けの低予算でレベルの高い映画を続けて撮るのはしんどい、何としてもメジャーで映画を撮りたいという気持ちの表れであった。そうしたときに、フランスからのオファーで制作したのが『愛のコリーダ』だった。

この手の映画は道徳観念からすればとんでもないし、興味本位とみられがちである。大島監督の考えは違っていた。女のためなら死ねる男を純粋に描こうとした。

死ぬまで愛を貫いたイキな男の物語である。女の阿部定の方も、生い立ちや育った環境を一切描かず、当人の思いや感情だけで描いた。このような男女の愛のありようを観客に示したわけである。

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佐藤忠男さんのトークの締めのことばが印象的であった。
「大島渚が単なるポルノを撮ったことでない証は、このあと上映される『少年』を観ていただければわかる。この映画は大真面目でつくった美しい映画である」(記録班・N)


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最後はおなじみ、シネマウマが登場〜♪ 佐藤さんとちょっとシュールな2ショット!


佐藤さんの興味深いトークと閉めの言葉に引き込まれて、引き続き『少年』をご覧になった方も多かったのでは?お配りしたフリーペーパーにも佐藤さんによる解説が載っています。併せてご覧くださいウマ☆

本日最後は、「東京フィルメックスinしんゆり」枠作品『ティエダンのラブソング』。昨年の東京フィルメックスの優秀作品を当映画祭で上映するもので、今年で4年目となりました。12日には東京フィルメックスプログラムディレクター・市山尚三さんをお招きしてのゲストトークも行われます。

以上、シネマウマの3日目現場リポートでした!
posted by シネマウマ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭レポート

2013年10月11日

映画祭2日目レポート

 初日に降り続けた雨も止み、少し蒸し暑い日。

この日最初の上映は『陸軍登戸研究所』

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これまであまり取り上げられてこなかった戦時中の事実に迫るドキュメンタリーということで、注目度も高く、前売券も完売、当日券も発売と同時に完売しました。

ご覧のとおりの満席御礼!

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なお、12日(土)のアートセンター小劇場での上映も前売券はすでに完売しております。

当日券は若干数となりますので、あらかじめご了承ください。

この日2本目の作品もドキュメンタリー。しんゆりでは3作目の上映となる池谷薫監督の作品『先祖になる』。岩手県陸前高田市に暮らす頑固だけど茶目っ気もたっぷりな木こりのおじいさん、佐藤直志さんの生きざまを追い、土地に根ざして生きる人間の心と力を伝える作品です。

上映終了後のトークのセッティングは、舞台中央にマイクが一本。

始まる前の司会者の紹介で「池谷監督は一人でお話しする方が面白いので、30分間マイクを預けることにします」とあり、今回のトークは聞き手を設けず、監督のひとり語りとなりました。

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「松山千春です!」

登場するやいなやかぶっていた帽子をとって坊主頭を見せてジョークを飛ばす監督。なるほど、自らしっかり観客を引き寄せてはじまったトークは映画と同じくらい面白い。

主に制作のきっかけや、撮影時のエピソードを通して、佐藤直志さんの人間としての魅力と、土地の暮らしと自然を守り続ける人々の信仰心についてなど、作品の心をより深く知ることができるお話を聞かせてくれました。

東日本大震災直後、まずはボランティアとして何かできることはないかと被災地を訪れた監督は、ご友人の勧めもあり、やはり撮ることになりました。そして陸前高田に向かいます。そこでは被災直後でありながらも、住民たちを元気づけるためのお花見が開かれていました。そのお花見の呼びかけ人が佐藤さんだったのだそうです。佐藤さんが言った「今年も桜は同じように咲く」という言葉に、しっかりとその土地に根ざして生きる生活者の言葉としての美しさを感じ、撮影した映像で、お花見の挨拶をする佐藤さんのたたずまいを見直しながら、撮り続けることを決意したのだそうです。

被災地を撮るというよりは「佐藤直志さんに惚れ込んで」約1年半をかけて撮られたこの作品。

いつ何時も明るく前向きに頑固に生きる一人の人間の生きざまから、土地に根ざして生きるということの尊さ、人として生きていく上で大切なことが見えてくる作品でした。

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3本目の作品は韓国のアクション大作『ベルリンファイル』。イオンシネマの大画面と音響にふさわしい、アクションシーンの連続に大興奮!

この作品は13日(日)10:00に川崎市アートセンター アルテリオ映像館でも上映します。
見逃した方はぜひこちらへ。

4本目は『カリフォルニア・ドールズ ニュープリント版』。今月で上映権が切れてしまう作品が、映画祭のプログラムとして、しかもシネコン大画面で観られるという貴重な一日となりました。

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女子プロレスのお話なので、試合のシーンがたくさん出てくるのですが、リングの上、試合会場の観客席の熱気がスクリーンを通して映画館中に伝わってきます。最後のチャンピオン決戦のシーンでは、客席からスクリーンに向かって拳をつきあげ声援を送りたくなってしまうくらいです。

「ドールズ最高!」

上映が終わると客席から大きな拍手がおきました。

この作品は11日(金)の夜19:20に川崎市アートセンター アルテリオ映像館にて上映します。しんゆりでは最後の上映。ドールズの勇姿を見届けてください!

 さて、映画館の外では、今日も映画祭スタッフとシネマウマが駅前チラシ配りに勤しんでおりました。

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前日までの雨もすっかりあがったので少し新百合ヶ丘駅周辺を歩いてみましょう。

曇り空の中に少しだけ顔を見せた青空とポスター看板です。

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線路沿いに見える映画祭の横断幕。

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ロマンスカーといっしょにパシャッ!

撮影場所は、映画祭事務局が入っている駅前のビルの一角。絶景ポイントです(あくまで映画祭にとっての)。映画祭の記録スタッフは、ここで走り出す小田急線と映画祭横断幕のツーショットをカメラに収めることが、いつの間にか毎年の恒例となっていました。

映画好きの鉄道ファンのみなさんもぜひ横断幕といっしょに撮ってみてください(笑)。ステキに撮れたらシネマウマにも見せてくださいね。

横断幕は会期中見ることができます。

今年は数年ぶりにイオンシネマ2日間連続上映いたしましたが、満席のプログラムも多く、大きな会場にふさわしい充実したものになりました。お越しいただいたみなさま、ありがとうございました!

現在、川崎市アートセンターにて映画祭は続いています。平日のプログラムもたくさんのお客さまで賑わっております。
3日目以降のレポートも更新し続けていきますので映画祭といっしょにこの日誌もチェックしてくださいね!

13日(日)の最終日までシネマウマも元気にみなさまをお迎えするウマ♪

 

posted by シネマウマ at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭レポート

2013年10月08日

開幕!初日レポート☆

こんにち馬!シネマウマです!

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いよいよ…

いよいよ開幕しました
19年目のKAWASAKIしんゆり映画祭!

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小田急線から見えますよー♪

初日はあいにくの雨。にも関わらず、ほぼ満席の回が続きました!

今年から、会場ではフリーペーパーをお配りしています
(一部店舗でも置かせていただいています)。
作品紹介だけでなく、映画祭の歴史やスタッフのいろんな思いを詰め込んだ内容。
お越しの際はぜひご覧下さいね!
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熱心にお読みいただいてる光景に感涙、、、

今年の目玉のひとつは「ナマステ!ボリウッド最前線」特集。

冒頭、白鳥あかね映画祭代表がインド風コスチュームで登場☆
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マサラの雰囲気で、皆さまにごあいさつさせていただきました!

1本目はそのインド映画特集のひとつ、『きっと、うまくいく』
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おかげさまでほぼ満席☆

終映後は拍手の起こる盛況、涙ぐみながら出てくるお客さまも!

『偽りなき者』で北欧の名優マッツ・ミケルセンの魅力を堪能した後は、当映画祭
初の3D映画『フラッシュバック・メモリーズ 3D』

踊り出したくなるほどかっこいいディジュリドゥと打楽器の音色にシビれる72分を
堪能後、いよいよ今年初のゲスト、GOMAさんと松江哲明監督をお迎えしました!
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松江監督は、当映画祭の母体・日本映画学校(現・日本映画大学)出身。卒業制作
『あんにょんキムチ』(第5回)に始まり、『童貞。をプロデュース』(第14回)
『あんにょん由美香』『ライブテープ』(第16回)と、何度もご来場頂いているのです!

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そしてなんと、GOMAさんとも、(ちょっと)つながりがあったことが判明!
「ここが家から一番近い映画館なんですよ。よく来ているんで。そこで自分が
上映されているという衝撃…感動しました」

「この映画に関しては、僕の考える余地を入れたくなかった」と松江監督。
GOMAさんの体験したことが自分には「わからない」。
その、「理解できない」ことを大事にしようと思った、そう思えたきっかけは
GOMAさんの奥さんの日記だったことなどを語りました。

この映画は「出会いの記録だった」とGOMAさん。事故の後、記憶がうまく
できない状況で、事故後に覚えた数少ない人が松江監督。
制作の過程で出会いがあり、映画に繋がっていくという経験をした今、一つ
ひとつの出会いを大事に受け取り、ちゃんと記憶にし、記録として残すような
生き方を心掛けているそうです。
「映画ができてから、いろいろ、スムーズになりましたね。これは今まで自分
がやってきた音楽という世界の中ではなかった広がり、生き方というか」

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過去と現在(ライブ映像)を3Dで同時に見せるという斬新な手法が話題になり
ましたが、お客さまからの質問も「両方とも(同じ)10月になったシーンは意味
を持たせたのですか?」など熱心な質問が多く寄せられ、映画祭らしい活気
溢れる空間となりました。

そして、プレゼントを渡させていただくシネマウマが登場ー!
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「前からキャラクターでしたよね」(松江監督)。覚えててくださり感激ウマ

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GOMAさんにお渡しできて感激☆ 期間中、ちょくちょく登場するウマー♪

急遽行われたサイン会も長蛇の列で大盛況。
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ミニシネマウマもあちこちでお迎えしますよ♪

GOMAさん、松江監督、そして足をお運びいただいた皆様、本当に
ありがとうございました!


続くボリウッド映画特集2本目『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』
「マサラ上映」。映画のダンスシーンに合わせてお客さんも歌って踊って鑑賞
するという、インド独自の鑑賞システム。

ゲストダンサーとして、Nourah(ノーラ)さん率いるインド・フュージョン・
ベリーダンス・アンサンブル「Jyoti(ジョティ)」と、この日のためにリハーサル・
ワークショップに参加した皆さん、総計17人のダンサーが登場、マサラ上映を
盛り上げていただきました。

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上映前に、ノーラさんによる振り付けのレクチャータイム☆

映画祭にとっても初めての経験で、どういう展開になるのかドキドキでしたが…
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杞憂でした!
色鮮やかな衣装のダンサーたちが計5回、ダンスシーンで盛り上げます!

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客席からも、クラッカーの音や歓声が飛ぶ!劇場全体が大盛り上がり!
こんな映画の見方があるなんて、マサラ上映、すごい!面白い!
主演女優の超絶な美しさにもクラクラ〜♪

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あれ?中央に見えるのは…

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やっぱり!飛び入りシネマウマ♪

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マサラ上映、最高〜☆☆


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ノーラさんと2ショット♪

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お客さまに新しい映画の見方を教わったような、幸せな気分でした!
ノーラさん、ダンサーのみなさま、お客さま方、ありがとうございました!

さあ、華々しい初日が終了。ぜひぜひ、「映画は人生をかえる?」かもしれない
作品に、そしてシネマウマに会いに来てくださいね!
お待ちしてまウマー!

最新情報は公式HPをご覧下さい。

おまけ

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撤収作業はスタッフ総動員で!
もちろんシネマウマも踊りの疲れもみせず(汗)お片づけ☆



posted by シネマウマ at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画祭レポート

2013年10月04日

あと1日!映画祭、いよいよ開幕を迎えます

こんばん馬!シネマウマです☆

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芸術の秋本番!

いよいよ今週末に迫ってまいりました映画祭。
ボランティアスタッフの準備もラストスパート!当日は目の下にクマのない状態で…
いえいえ、笑顔全開でお客さまをお迎えしまウマ!

9月29日、新百合ヶ丘で映画祭としんゆり・オリーブまつりのプレイベントが行われていたころ、
シネマウマ別働隊が町田に出張ー!

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同じ小田急沿線、急行のお隣同士ということで、映画祭をPRしてきました。町田の皆さん、
ぶらり途中下車、新百合ヶ丘で映画はいかがでしょうか? お待ちしてまウマ♪

本番前最後の全体会。会場の川崎市アートセンターでは、劇場の担当の方から、施設の
説明や注意事項を改めて伺いました。これからお客さまをお迎えするのだという気分が
高まり、身が引き締まります。

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川崎市アートセンター3階のコラボレーションスペースでは、8月の「なつやすみ野外上映会」
でちびっこデザイナーたちに描いてもらった「わたしだけのシネマウマ」をお披露目!

セーラー服あり、ちょっとアヴァンギャルドもあり!ありがとう、感涙ウマ〜

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映画鑑賞後はぜひこちらもご覧ください♪

おなじみの活弁付上映あり、歌って踊ってのマサラ上映あり、映画祭初の3D上映あり。
「映画は人生を変える?」のテーマのもと、厳選23作品が、皆さまの人生に少しでも彩りを
添えられたら、との思いで皆さまをお待ちしています。

柄本明さん、平泉成さんほか、追加ゲストも続々決定!詳細は公式HPをご覧くださいね!
映画祭ツイッターは→こちら
映画祭Facebookは→こちら

ここでキメの一句…(何度目かですが)

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会場でお待ちしてまウマー♪

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2013年10月01日

9月29日(日)プレイベント!昭和音大生のミニライブや福引きで盛り上がったウマ!

日曜日、よく晴れて少し汗ばむ陽気でしたが絶好の行楽日和。
イオン新百合ケ丘店2F正面入口にて、
昭和音楽大学の学生さんたちが企画した、KAWASAKIしんゆり映画祭としんゆり・オリーブまつりのプレイベントが行われました。
各イベントのご紹介と音大生によるサクソフォンカルテットのミニライブ、そしてお楽しみの福引き大会と
プレイベントながら内容盛りだくさん。お買い物のついでに、通りかかったついでに足を止めて楽しんでくれたお客さまが
たくさんいらっしゃいました。
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昭和音大のサクソフォンカルテットのミニライブでは「ムーンライト・セレナーデ」や「燃えよドラゴンのテーマ」などなど映画音楽や映画に登場する音楽が演奏されました。

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映画祭広報担当スタッフが今年の映画祭の見どころを紹介。目玉作品の予告編も流れました。

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白いシャツでいつもよりシックに決めた音大バージョンシネマウマが配るチラシ、もらうと…。

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ライブの後の福引きに参加できました。はずれくじなし、1等から3等までで、映画祭招待券やシネマウマグッズがもらえちゃう!
こちらもたくさんのお客さまにご参加いただきました。

昭和音大のみなさん、今回のイベントの企画から、進行、演奏、映画祭のチラシ配りまで、本当にありがとうございました!
1等の招待券が当たった方々、映画祭でお待ちしてます!

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